12年前、山に行った時に足下に4cm程の背丈でちょこっと目を出していたモミジです。
それを土ごとすくいあげ、家に持ち帰りました。
山から家に帰るまでに、かなり元気がなくなっていたので、はじめのウチはすごく気を使って面倒をみたものです。はじめの2年程は真夏の水枯れが心配で、帰省時に一緒に車に積んで持ち帰ったり。。。
それが今では、ほとんど手間いらずの立派な盆栽に。
4年程利用しているAEGの冷蔵庫OKO_SANTO。
おそらく2001年モデルです。
たまたまリサイクルショップで中古で発見して、興奮ぎみに購入。
お店の方も取り扱ったことがなく、「保証ができないので」ということで格安で交渉成立。
家電に車と世の中、R処理した保守的なデザインが増える中、ドイツ製品は頑にエッジの効いた機能美というかミニマムなデザインが守られていました。
それも時代の流れなのか、5年程前からmieleやAEGなどもなぜかRの処理した当たり障りのないデザインへ移行したのは個人的には残念です。
このoko-santoは、当時では消費電力も国産品に比べて優れ、音も静かで、角々したかわいらしい風貌。
ニクいのが、直冷式で霜取装置が無い為に数ヶ月に一度自分で掃除をするんです。
また、水分の排出は背面からモーター近くのカップに水が落ち、モーターの熱で自然蒸発させるといった原始的で合理的な考え。
それに加え、正面のパネルは自分で好きなようにコーディネートできるように、化粧パネルを入れ替えできるようになっているんです。これができるのは、このモデルのみ。
一度、修理に出しました。
まあまあの金額がかかりましたが気に入っているので、それは仕方ない。
「エコロジー」という乗せられた言葉で、購入意欲をかき立てる雰囲気がありますが、本質的には廃棄するほど二酸化炭素が増大するのが現実。
そんなことより、もっと物・事に愛着を持つ心の延長でエコロジーを考えるの方が自然で本質的な気がします。修理するとか、自分で直すといった文化が、極端に少ないのが私たちの国の現実です。
冷蔵庫から、なかなか固い話になりましたね。
5年程前に手に入れた関数電卓のHP-17B。
製造年によってブラジルやシンガポールなどの生産もあったが、これは初期のアメリカ製。
無骨な感じが、アメリカブランドっぽさを現していますね。
当時はハイエンド機として、今でいうPDA的な存在だったとか。
タッチ感が悪く、実務には全く使っていません。
金属関係の仕事をしている大学時代の後輩が遊びに来た時に、「いい鍋使ってますね」と言われ、「確かにかっこいいな」と思い、それから少しずつ収集。。
はじめは、業務用のコーヒーコンロを使っていて、火力が弱かった為に何度も焦がしてしまいました。
そこで火力の強いガスコンロに買い替え、最近ではやっと焦がさず料理ができています。
打ち出し模様は、単なるデザインではなく、アルミ特有の柔らかさを補い強度を上げる為。
アルミは鉄に比べると、強度が弱く・熱の保有力も弱いのですが、逆に熱伝導率が高く素材に熱が伝わりやすいというメリットと、アルミ自体の彩度が低い為に、オリーブオイルなどの色の変化がわかりやすいという利点があります。
いつも行く合羽橋のお店のおじさんが、「一生もんだからね」と言っているので、意地でも一生使ってみたいと思っています。
業務用っぽくて、使い勝手の良いケトルを探していて、見つけたのが佐藤工業のキューブケトル。
茶こしが付いていて、そのままお茶がいれられる上、ハンドルを寝かせれば冷蔵庫にスタッキングできる。
昔っぽくて、かっこ良すぎない感じがお気に入りかな。。。