今日は、YMT。
という事で、朝一に一ノ宮で入水。
セット間長く、トロ厚めながら、たまに肩。
雨が降り、ちょい寒っ。
それでも、今年は海水温が高いな〜。
短い時間だったが、サイコッ。
さて、現場。
引き渡しまで、あと半月くらい。
早いな。
内装も大詰めだが、この辺りになると、現場はピリピリしてくる。
僕と監督、監督と職人とで、諸々せめぎ合いになる。
これじゃダメだとか、こうしてもらわなきゃとか、そこの線引きって単に表面的にどうかではなく「努力した上でなのか」をラインとしているが、それは仕事を見れば一瞬で見えてくる。
努力はにじみ出るものだから。
ここ数日が山だな。
ジレンマが続く。。。
あ〜、どこも風の影響であんま良くないな〜。
波情報で必死にできそうなところを探して、急遽千葉を南下して部原で入水。
部原は昔、鴨川に住む大学の同級生の結婚式ついでに、入水したっきり。
でも、波質はあの頃と同じだな〜。
セット間短めの頭オーバー、時よりチュービーなコンディション。
他がジャンクな為に、ポイントパニックが起きていたが、それでも十分楽しめたっと。
しかし、遠い。
屋根・外壁のコールテン鋼(耐候性鋼板)張りが無事終了。
いつもお世話になっている長野の鉄骨屋さんに施工してもらった訳だが、彼らの本業は構造を立ち上げる事だから、
お互いに不安の中での施工となる。
専門の業者さんであれば、あれこれ細かい所まで気を使ってくる訳だが、そういう業者さんでは費用が倍かかる。
専門ではない分、こちら側の負担とリスクは増えるが、僕はそういうのが好きだ。
限られた費用の中でやれる絶対値が変わる訳だから。
この鉄骨屋さんとは、15年位の付き合いになるが、今回の仕事には頭が下がる。
最近体力が落ちたようだが、やると言った以上は、見積とは関係ない部分でやり切ってくれる。
こういう職人気質の業者さんとは、いつまでも仕事をしていたい。
費用の話しばかりする職人さんとは、モチベーションが下がる。
人が動くのだから、費用はかかるのだけど。
まあ、ただで動く人なんているわけがないもんな。
こちらも現場に無理ばかりさせないように、そして現場の各フェーズでお互いに折り合いをつける作業で、なんとか住宅は
できていく。
監督さんも色々と前向きな気持ちで、色々と建物の為に面倒を見てくれる以上、こちらも割り切る部分は作らなければいけない。
何でもかんでも図面通りではなく、それ以上の部分が増える中で、お互いに協力しあう事に意味があって、それが楽しさでもある。
結果、それが引き渡される施主の為になる訳だから。
今日はYMT。
最近、ホント現場to現場だ。
まあ一番好きな業務なので悪くないが、デスクワークが進まない。
まっそれでも、YMTの前には、入水したい。
ってことで、一ノ宮。
気温も高いし、サイズもあって、満足の朝。
さてYMT、外装は屋根を残すだけで、内装も大分仕上ってきた。
電気や設備の裏ルートを確認しながら、仕上っていく。
しかしなー、どの現場でも、ハプニングはあるもんだ。
住宅の場合は、施工規模からすると潤沢な予算など組めない為、ハプニング対応が苦しくなる。
しかも、僕のプロジェクトは見積時にどんどん無駄を省く分、工務店さんの実行予算はカツカツである事は間違いない。
だから、みんなが苦しくなっていく。
そんな時は、皆が協力しあって乗り込えるしか方法はなくて、スーパーゼネコンの大型物件のように融通が利く訳でもない。
だから監督さんも僕も必死なんだけど、そんなんだからオモシロイ。
仕事は完璧になんていかない。
どんだけ図面を描いておいても、見落としだってあるし、勘違いだってある。
それに設計者が何でもかんでも「直してください」ってのも本当はナンセンスな話しで、総合的にラインを上げる事が重要で、どこかにこだわり過ぎて、それが全体を圧迫し偏りがでるのは得策ではなくて。
いい仕事というのは、表面的な仕上がりではなくて、そこに積み上がったマインドみたいのだと僕は思う。
YMTもちゃんと積み上げている最中。