YMT茂原に行く。
引き渡しして3ヶ月程。
気になる部分が諸々あるので、定期点検的な。
ということで、せっかく茂原に行くので一の宮で入水。
ホント久しぶり。
体も重いし、ウェットもきつい。
今年は休みがほとんどないので、調子を戻すにはリハビリが必要だ。
休みを取るのも、遊ぶのも、努力が必要なんだ。
さて、YMT。
久々の再開は、期待もあるがあれもこれも心配なもの。
それでも、やはり住まわれている様子を見ると少し嬉しくなる。
やはり建築は使われていないと、なんの力も持てず、ただの箱。
コルビュジェのパリにあるサボア邸は、とてもいい状態で維持され「すばらしい印象」を持てたが何か心が満たされず、
一方でマルセイユにあるユニテは様々な人が普段使いをしていて、多少雑さもあるが、そこには力強さがあり、生活の楽しさが湧き出ていた。
建築は使われる物で見る物ではない。
それは美術館や博物館だってそう。
実務的に使われる事の他に、職員の休憩所や入館者の溜まる場所では、コミュニティーが自然発生するべきだし。
建築の学生さんが建築を見て廻る時、どのような角度で見て勉強するかは自由だが、そこで人がどう動き、どう使われ、そこで笑い声が聞こえるとか、
実際に見たり、想像したりすると建築はもっと楽しくなる。
YMTではこの日、家族の友人が集まっていた。
まだ、引っ越しの片付けもままならない中だったが、なんだろね、嬉しかったな。
さて、こちらも是正部分がいくつかあるので、もう一踏ん張り工務店さんと戦うか。。。
懐かしのTYM。
美容室を営む同い年のクライアントは、変わらず元気で、久々の再開が嬉しくも照れくささもありで。
今回は、不具合が起きたという事で訪れる。
久々のTYMは、男性一人でちゃんと維持され、イイ歳のとり方をしている。
感動するんだな、こういうの見せられると。
スキー好きの施主と滑りにいく約束をして、またの再開を誓う。
僕は施主にいつも恵まれていて、だから一生付き合っていきたいと思わさせてもらえる。
仕事をして、こういうイイ出会いができるのだから、この仕事は最高だ。
さっ、不具合直さなきゃな。。。。
せっかく行ったのに、画像を撮り忘れてしまったのが残念。
今日、YMTの引き渡し。
残工事がまだまだ残っている状況で、しかも自主施工の塗装も残っているので端切れが悪い。
最近の僕の現場は自主施工が多いので、割とこんな感じが多くて。
本来は、すぱっと終わった方が頭の中もクリアになるし、施主も気持ちイイ訳だが、自主施工をやりましょと踏み入った
からには、覚悟している訳で。
そもそも完全ではなく、あくまで未完でいいのだが、気持的にはもう少し切りのいいところまで見届けたい。
引き渡した限りは、これまでのようにいかないが、もう少しの間、お手伝いという形で携わりたい。。。
今日は、完了検査。
朝早くから現場に向うも、強風と大雨でアクアラインは大変。
真っ直ぐ走れない。
コワイ、早く海を渡りたい〜と願いながら、ハンドルを強く握る。
さて、現場。
雨が僕に素敵な光景を作ってくれる。
雨は外壁に当たり、下見張りに沿って静かに落ちる。
そして最後に、砂利に吸い込まれていく様は、なぜか日本的な風情を感じる。
本来、数寄屋建築などでは、雨はネガティブではなく、美として扱われた。
だから雨樋を付けず、庇から落ちる雨の様子と音を楽しんだ。
動く水を眺める行為は、いつの時代も心を落ち着かせる何かがある。
海だって湖だって、人が集まるのは、根底にはそれなんだと思う。
しばし見取れる。
完了検査も無事終わり、最後の追い込みで監督と話しを詰める。
まだまだ色々あるが、それでももう少し。
これまで施主とやってきた自主施工も、ようやく追い込みになってきた。
今日も事務所3人掛かり。
んで、ここでありがたい助っ人。
塗料メーカーのOSMOさんが、助けてくれると。
OSMOさんのご好意で、床を全て施工してくれた訳だが、完全にサービス工事で、しかも、ちょー張り切って楽しんでくれている。
自主的にどんどん進めてくれ、そういう姿勢が気持ちいい。
ただ物を売るのではなく、自らがプライドを持って作業する姿は、営業さんの鏡です。
そうあなたは鏡です!いや神っす。
本当にありがとうございました。
現場脇のちょーちっさな公園で食べる昼ご飯は、職人気分でなんかタノシイ。
そんで、今日もなんか飲みたくなって、みんなで飲みに行く。