IKSは、引き渡しのタイミングが曖昧な感じで、形式的に一度引き渡しをしたが、最後の是正工事が残っていた為に、またつくばへ。
Cafeの家具も入り、早速施主自身で、色々と手を入れ始めている。
芝生も入ったし、今後植栽が入り始めると、ぐっとまとまりが出てくるだろう。
IKSの引き渡し。
といっても、今回はレアケースで自主施工が大量だった為に、それが続引き、形式的に今日が引き渡しなる。
農振除外から始まったこの仕事。
長く、何度現場に通ったか、もう数えようがない。
交通費いくらかかったんだ?
まあ細かいことはいいか。
この遠い道のりも、もう来る必要性がなくなるんだな。
毎度毎度だが、引き渡しを行うと喪失感でいっぱいになり、脱力感が込み上げる。
ここまでは、我が子のように育てたこの建物も、施主へと引き渡され、今後は施主が育てていく。
長い時間によって物体は劣化する。
しかしそれは人の心が通っていれば、淡々と進む劣化ではなく、「良い朽ち方」へとなっていく。
引き渡した夜は、必ず母親に電話を入れる。
「今日つくば引き渡しました」
「お疲れさま、施主に感謝しなさい」
「はい」
と、儀式みたいに毎回こんなやりとりをして、物件の終了を迎える。
施主を始めとし、係った皆さんにお礼を申し上げます。
今日は、久しぶりにIKSへ。
自主施工が続く中、最後の大工工事ということで現場に。
最近は職人さんのようなことばかりしていたが、久しぶりに現場監理的なことができた。
僕自身があまり作業をすると、現場管理ができなくなるので、詰めがあまくなって良くないとうことに、今回反省している。
といっても、やはりプロジェクトによって、色々な都合がある訳で、僕自身 今後も変わらない気もする。。。
さて、現場に行く前に審査機関と役所によって、完了検査済証を受け取りに行く。
家を一件作るのに、何度ここに通っただろうか。
それでも、「もうここへ来る事はない」と思うと、なんか寂しい気持ちになったりする。
その時は、「は〜またか〜」と思っていたけどね。
徐々につくばに行く回数が減り、比重が次の茂原(YMT)にシフトされていく。
そんで、ハイスピードの大峰もあって、あれとこれと。。。
毎回そうだが、余韻に浸ることができない。
僕の仕事は長いプロジェクトが多いので、それだけの思いや情がのっかている訳で、だからこそ余韻に浸りたい。
まあ世の中、そんな甘くない。
目の前にやるべき事があるのは幸せな事だし、とにかくマグロのように泳ぎ続けなきゃいけなんだ。
IKSは、クライアントの頑張りで、徐々に人が生活する空間になってきている。
1ヶ月前では考えられない状態だった。
数ヶ月かけて、少しずつ積み上げてきた証が、あちこちに見える。
あともう少し!
頑張って!!!
昨晩、出張から戻ると手作りの野菜いっぱいが届いてた。
IKSのクライアントさんからの夏のお裾分け。
僕の地元では、毎日のように知り合いが勝手口から入って来て、野菜や穀物を置いてってくれる。
だから常にフレッシュな食べ物にありつけるのだが、そのありがたみって、その時は気付いてなくて当たり前のように感じてて。
今になると、トマト一個だって、ナス一本だって、毎日淡々と積み重ねられる作業であるってことに尊敬すら感じる。
「手作り」ってどの世界でも感動を呼ぶ事ができる。
だからこそ、「手作り」は楽しいんだな。
さあ、画像に納まらない程の「夏の贈り物」を大事に頂こう。
今日は、IKSのコンクリート撥水材の施工。
撥水材塗布の前に、ひたすら磨く。
そういえば、NDAでも外壁の躯体を磨いたな。
あの時は、外壁に雨垂れがでてしまい、現場を停めて先の見えない数日。
炎天下の毎日はなかなか過酷だった。
今日は陽射しは強いものの空気が乾いていて、気持ちイイ。
コンクリートの土間とキッチンを磨け上げて、撥水材を塗布して。
そんでペンキ塗って、今日の作業効率は非常によかった。
帰りの車から見える夕日も良かったし。。。