毎週のように雨が続き、現場泣かせの空模様。
NMNの現場は、監督が手際よく進めてくれているお陰で、大きな遅れなく進行中。
今日は、支持地盤の確認と設計GLの確認作業、今後の現場体制の確認。
広い敷地も、いっぱいに計画された平屋の為、それほど余裕がなく見える。
今後、現場が進むに連れて見え方が変わってくる変化が面白いところ。
現場のちっちゃい土工屋さん。。。
NMNの地鎮祭。
タイフウでっす。
すごい大雨。
カッパに長靴の完全装備も、びっちゃびちゃ。
しかし、ここまでの道のりは長かった。
施主にとっても、色々苦労があったので、一入だと思う。
この大雨も、何かこれまでの苦労をきれいに流すような爽やかな気持ちに感じる。
いよいよ始まる。
嬉しい。。。
NMNは、見積調整中。
なかなか困難な状況が続いているが、それでも確実に少しずつ施主の目標に向って進んでいる。
そこで今日は途中経過の報告をし、状況の共有と施主の意思の再確認等を行なう。
施主自身が建築の業界にいる為に、業界の状況や建築への理解度が高い事で僕自身が助けられ、今日の打ち合わせによって、一歩先に進む兆しが見えた。
僕は、なぜかいつも施主に恵まれている。
だからこそ、僕には苦しむ義務があって、今のプロジェクトの事が頭から離れる事はない。
そういやっていつも、やっとやっと一つができていく。
簡単ではなく、そして施主の熱い思いが乗っているからこそ、住宅の仕事は面白い。
少しだけ気が晴れたので、打ち合わせ後に元町プールで泳ぐ。
今日の元プーで気持ち良さは、脳みそではなく、心がそう感じている。
NMNは設計も終了し、見積期間なのだが、これまでに経験した事のない事態。
施工会社さんから見積があがってこない。
昨年からその状況は、他の事務所の方々から聞いてはいたが、最近の様子は異常すぎる。
バブル崩壊にリーマンなど、この20年で建築に関わる業者さんが離れてしまい、日本中で業者不足になったという次第。
見積が出なければ戦いようがないから、もどかしい。
出てきたとしても、当然異常な単価な訳で。
まあ、これまでも予算との戦いはいつも厳しかったので、あまり変わらないと言えば変わらないのかもしれないけれど。
まずは、お施主様に近況を報告した上で、「それでも世の中の流れによって設計内容は変えるつもりはない」という意思を伝える。
設計者は誰よりもリーダーシップをとらなければいけなくて、いちいち右往左往してはいけない。
誰よりも先に風を受け、耐え抜かなければいけない。
じゃなきゃ、施主へのうらぎりだ。
今回だって、これまでだって毎回きつい訳だから、僕がぶれてはいけない。
施主は、これまでの複雑であった行政との協議による成果を忘れず評価してくれている。
そして、施主の「任せます」という力強い言葉に、僕は助けれる。
モノを作る時は、1人では達成できない。
当事者の強い意志が不可欠なんだな。
打ち合わせ後、事務所の庭のハーブにしがみついているセミの抜け殻があった。
この感じ。
施主を裏切らず、諦めず信念を通そう。
その結果が、施主の為になる。
しがみついて戦えば、いつか飛んでいけるかもしれない。
このセミみたいにね。
NMNも土地の問題をクリアする作業があったものの、ずいぶんお待たせしてしまった。
既存の建物を改修すべきか、新たに新築すべきかとか、まだスタートラインだけど。
施主が建築を良く勉強しているので、良く分かっているというか、頭が柔らかいというか、
趣味も合う感じがして、話しをしていてとても楽しい。
この感覚はありがたい。
んで毎回だけど、必ず達成しなきゃっていう緊張感が走る。