本日は、JDK (JDLドミトリ葛西)の上棟式。
JDKは、僕自身この日を目標にしてきた事もあり、本心ほっとしている。
もちろん、この先もまだまだ現場は続く、ここまで現場がしっかりやり切れるものか期待と不安とが入り交じっていた。
しかし、現場の体制がすばらしく常に前向きな姿勢を見せてくれるチームに頭が下がる気持ちでいっぱいだ。
やはり仕事は人で決まる。
まだ難儀な課題は続くが、この人達とできる仕事をめいっぱい楽しもう。
物創りは、ほんとにタノシイ。。。
JDLドミトリ葛西も既に3階まで躯体が上がり、予定通り3週で3階まで完成。
残すは床のコンクリート打設だが、これも年内に打設し、マスター工程を早まわるスピード。
工程もクオリティーも保たれ、現場の方々には頭が下がる。
この建物は、コンクリートPCもあるし、現場打ちRCもあるし、鉄骨もあるし、カーテンウォールもあるし、その他諸々、たくさんの要素があって、本当にフルコースだ。
施工者泣かせの表面的に分かりにくい難しさは、僕の好み。
オモシロイ。
現場定例・検査終了後、関わっている皆さんで食事をしながら、色々な話しを聞かせてもらったが、携わっている人達が、この仕事を楽しんでいるというか誇りに思っている様子が垣間みれ、嬉しい気もちに。
その結果が、そのまま成果物となると信じている。
年内も、もう少し。
頑張りましょう。
JDKのカーテンウォール製品検査に大阪に。
朝から名古屋は大雪で、新幹線が大幅に遅れる。
さて、大阪には鉄のいい工場が多く、以前製作したスチール家具工場もこのエリアで、今回の工場のすぐ近くにあった。
今回のカーテンウォールは、長野で部材製作が行なわれ、それが大阪で溶融亜鉛めっき処理〜リン酸処理され、そして長野工場に戻され、コーティング。
そして、ようやく東京の現場に搬入される。
本来土木用に、「鉄を錆びさせない」という目的で開発された溶融亜鉛メッキだが、それを仕上げとして使うという行為は単純ではない。
更にリン酸処理ともなればなおさら。
溶融亜鉛メッキ・リン酸処理共に知れば知る程、ムズカシイ行為で、僕はこれまでに何度もチャレンジしてきたが、なかなか現場が理解してくれない。
土木用のガードレールをメッキするのと同じように荒々しい仕上がりで、現場監督と工場に何度も説明を重ねて、納得のいくものになるまでとても困難だ。
温度管理に、不純物の除去などなど。。。
建築で使われているのを街で見かけるが、ただの溶融亜鉛メッキな事が多い。
建築家が誰よりも分かっていて、現場で説得しないとイイ物にはならない訳だから、ただ錆びない素材でしかない。
おまけに、平気で溶接を入れたりして、焼きが入ってしまいサビが出ているものまである。
無駄使いだ。
この工場のメッキ処理・リン酸処理は一流。
むしろ勉強になる事が多く、今後の為にもなる。
せっかく大阪に来たのだから、一泊したいところだが、諸々あるので数時間でトンボ帰り。
浅草の現調を終えて、駆け足でJDKに向う。
今日は2階部分の建て方。
通常、一層4週程度のピッチで上がっていく鉄筋コンクリート造だが、PCであるJDKは1週間ピッチで立ち上がっていく。
早い。
そしてきれい。