NDAの型枠脱型を先日行ない、正直落胆した。
想い描いていた表情になっていない。
NDAは、型枠の灰汁によって、パッチワークのようなパターンを浮かび上がらせたいと考えていた。
それは施主の希望でもあったし、この建物のあるべき姿だとも思っていたし。
できるかどうかわからない工法を現場監督の力も借りながら、職人さんを説得しながら行なってきたにも係らず
成果が出ていない。
施主にも監督さんにも職人さんにも申し訳ないと思い、ただひたすらコンクリート表面のセメント成分を飛ばす為に、
ブラシでこすり、そして水洗いをしたが、その表情は出てこない。
そして今日、現場監督から歯切れのイイ1本の電話が入る。
「すぐ行く」。
うーーかっこいい。
思わず素人っぽい言葉になってしまった。
品のイイ、自然な色身。
水洗浄し乾いてくると、その表情はうっすら顔を出していた。
まだ、2階・3階と最後まで何があるかわからないが、監督が「イイ顔」をしていたのが、すごく印象的であった。
そんで、一瞬だけ「孤独感」から開放された気持ちになった。
みんな最後までよろしくね。
Recently carried out a de-mold type of the NDA.
Honestly disappointed.
Drew is not thought to look.
The NDA, the lye of mold, to make a pattern look like patchwork.
It was also the wish of the owner and I thought this building ought also.
However earnestly the concrete surface is washed with water, it was expected to look, come see it.
And today, the phone enters the foreman crisp.
Selling over cool over.
Good product, natural look.
The dry fly water, facial expressions that were going to faint.
That the director had a good look, some very impressive there.
Say hello to the end everyone.
MYZは、家造りのコンセプトは別として、モノとして何かレトロ感を感じさせるモノを目指したいと考えていた。
その辺は、施主との打ち合わせを重ねていく上で、言葉にせずとも意識は一致していた。
っで、それは表層的な仕上げ材やアンティーク塗装のような小手先な操作ではなく、構造そのままで表現し、
ウソっぽくないものにしたいなーと。
でも、新築だから「シンピン」という現実がある訳で、それには正直でありたい。
60年代のような質感というか工法というか、「いい材料がなく精度が低かった時代に頑張ってつくった」みたいな
そんな荒い感じというか。。。
高価なアンティーク材を使ったり、一般的に手間代がかかるという工法ではなく、現代の安価な材料で、
現代の工法に一手間入れる位の感じで達成したいと。
なんかいい感じなったんじゃないかな。
大抵の人は、「コンクリートやりっ放し」というかもしれないが、すごーく現場の人の手間がかかった
「コンクリートやり過ぎ仕上げ」である。
「荒い」と「雑」は、言葉は近いような気がするが、大きく違う。
僕には、100年位前の石の建築のように見えてくる。
MYZ, the concept of building a separate house, and the aim was thinking something retro feel something as a thing.
On repeated meetings with the owner will, consciousness was the same.
In Tsu, it’s not a superficial operation, as is represented by the structure, what I wanted to not look like the lie.
But in terms of new construction Dearitai honest.
Such a method reproduces the 60’s feels like, or rather rough feel. . .
I think it was a nice touch.
“Rough” and “Miscellaneous” are words that feel like a close, very different.
To me, in my eyes like a stone building 100 years ago.
NDAもようやく1階のコンクリート打設となった。
ここまでの道のりは、なかなか長かった。
施工図が決まるまでに、相当のやり取りがあった。
それらは打設してしまうと何も無かったかのうように奇麗に仕上ってしまう訳だが、必ずそのみんなの苦悩は、
にじみ出ると信じている。
工芸品でも衣類でもいいが、いいモノには、それらがにじみ出ている。
それには真剣に取り組む姿勢が不可欠な訳だから、僕は取り組む人間の「曇った顔」とか「冷汗」とかが大好き。
ちょいキモイかもしれないが、真剣になればなるほど、人はそういう顔をする瞬間がある。
だから、甲子園を目指す高校球児は、僕の好きな表情をしている。
こういう仕事をさせてくれているクライアントには、ほんとーーに感謝したい。
今夜はビールをいっぱい飲もう。
そんで早く寝よ。
Concrete placement was performed on the first floor of the NDA.
The road to here is long.
To determine the working drawings, there is considerable interaction.
They are beautifully finished and would be completed, everyone always oozing agony.
Also be crafts and clothes, nice things, which is oozing good.
It is essential to tackling seriously.
I work on a human “face cloudy” or “cold sweat” love broken.
The more seriously, such people will face.
Feeding is aimed at Koshien, I like to wear.
The client will be working but they do want to thank kind.
Tonight is filled with beer drinking.
In the loss to go to bed soon.
雨が続いたせいかNDAの現場の雑草もご機嫌に成長してきた。
監督さんも施主も忙しいので、そうね僕がやるかってことで、
監督さんに手ノコを借りて、ノコノコしてみる。
まずは、シマカと戦い、次にハチ、そんでアリの大群とミミズとか。とか。。。
施主の家であることは当然だけど、引き渡すまでは我が子のような感覚でもある。
だからそれまでは、建物も土地は、かわいがりたい。
施主に引き渡した瞬間からは、施主に育ててもらう訳だが、それまでは愛おしいものである。
Weeds have been cut also extends the field of the NDA.
I also coach since owner is also busy, not only do I have.
First, fight the mosquitoes and bees and ants.
To pass is also a feeling like my children.
So this building land, want to take care of.
From the moment the building was completed but not get brought up by owner, it is regrettable to love.
NDAの2階スラブ配筋が終了し、中空ヴォイドも設置された。
スパンの大きいNDAでは、スラブ自身の重量によるたわみが大きくなる。
そこで、発砲スチロールを打ち込み、重量を軽くし、また発砲体と発砲体の間が、
鉄骨のH鋼のような形状になる合理的な工法を採用している。
考え方自体は単純であるし、コンクリート量を1/3程度押さえられるので、費用的にも有効である。
構造家の秋元さんの提案であったが、感覚的にも重いスラブを長年背負う事を考えると、
この工法は非常に有効である。
白い丸が並んでいるのが、なんともかわいいし。
The ends of the slab reinforcement NDA, was also set up a hollow void.
The NDA large span, the greater the deflection due to the weight of the slab itself.
Therefore, driving the foam, reduce the weight, which wants to reduce the deflection.
The idea is simple, it is holding about 1 / 3 the amount of concrete, and also cost effective.
At the suggestion of Mr. Akimoto’s structural design is very effective.
That is lined with a white circle, and so cute.