one way チケットを握りしめ、東へ150kmの”VARADERO”へ。
快適なバス。
3時間程で、ちょーブルーの海、バラデロへ到着。
リゾートホテル街の手前で降ろしてもらい、地元の人で賑わうエリアに行ってみることに。
木陰には、まるで小動物が潜むように、村の人達が涼んでいる。
とりあえず海に飛び込む。
これまで綺麗な海はたくさん見てきたが、ここはただ蒼いだけではない。
不純物がまったくない、細いかい粒子のサンドビーチ。
どこを歩いても、足に当たるものは何もない。
っで、とんでもなく遠浅。
ここで数時間のんびりし、街でご飯食べて。
さて帰りだが、来る時のバスでドライバーを口説いてみた。
「帰りのチケットがないのだが、乗せてくれないか。。。。」
「このバスは帰りは客を乗せない。。。」
「じゃあなたにお金を払うので乗せて」
「仕方ないな」
というくだりがあった。
約束の時間に約束の場所に行くと、ちゃんと時間通りに来てくれた。
40人乗りのバスに僕たちだけ。
正確に言うと、ドライバーの家族が数人。
その家族が、ヤギのチーズやらドリンクを振舞ってくれ、人の暖かさに触れるとてもいいバスの旅。
今朝もハバナの街をウォーキングで一日が始まる。
ガソリン臭いデコボコ道をテンポ良く。
そろそろ日本語が恋しくなり、iphoneに入っている曲を色々と探し、
ぴったりなのが、浅川マキの「ガソリンアレイ」。
ウォーキングを終え、ホテルの朝食もフルーツだけかじり、足早に宿を出る。
今日は、新市街を散策。
とりあえず、革命広場。
ゲバラに会える。
ただただ広く、日陰のない広場に、しばし革命当時を想像。
そして、今、また時代は変わろうとしていて。。。
僕が旅してきたところは、皆決まって新市街は閑散としてる。
ここもそうだ。
日本は人口密度の高さと東京というメガシティによって、それは保たれているが、
早くミニマムシティ化の方向に舵取りをしないと間に合わなくなる。
それでもまだインフラの拡大が起きている事に、政治的な無責任さを感じざるおえない。
さて、新市街を巡り、夕方には旧市街に戻る。
旧市街は、いつも音楽に溢れている。
salsa,rumba,zooku,borero,son etc。。。。
多くの国に占領されてきた過去を持つキューバでは、多くの人種がミックスされ国が成り立っている。
純粋なキューバ人は、占領行為によって絶滅し、今のキューバ人は、その時に入ってきた人達である事は皮肉な話。
その中でも、奴隷としてキューバに連れてこられたアフリカ人の音楽が色濃い。
カフェやレストランには、代わる代わるバンドがやってきて、生演奏を披露する。
完全に魅了される。。。
さてさて、新市街から旧市街に戻り、明日のバスチケットを探しに行く。
というのも明日は150km 東にバラデロという街があって、そこに行きたいからだ。
今回の旅行の出発日の前の日に、近所に住むキューバ人の友人にあって、「いつ行くのー、バラデロ行く?」と聞かれた。
バラデロはやめとこうかな〜と思っていたのだが、キューバ人が念を押すような感じで言うのだから、きっといいに決まってる。
という事で、バラデロに行く事に。
しかし、なかなかバスのチケットに空きがない。
ようやく、行きのチケットだけは取れたが、帰りどうしよう。
それは向こうで考える。
今朝もきちんとウォーキングをして朝を迎える。
さて、今日は一気にキューバ ハバナに向かう。
今回の南米トリップの最大の目的は、キューバだ。
54年ぶりにアメリカとの国交を再開し、大きく変化するだろうキューバを確認しておきたかった。
空港につき、現地通貨に両替するが、キューバでは国民用のペソと観光者用のペソがあってややこしい。
意外に、30年代のアメ車より欧州車と中国車が多い気がする。
タクシーでホテルに向かう。
やっぱりホテルは、ダウンタウンがいい。
舗装されていない路地を抜け、街中がガソリンの匂いがする。
見た目的にはなかなかの緊張感があり、ワクワクしてくる。
大富豪の家を改装したというホテルは、値段の割には十分なグレード。
ただ、海外でありがちな、「お湯出ない問題」は、キューバでは頻繁のようなので、部屋に入るやいなや「お湯はで出ますか」チェック。
出た。
たくさん出る。
嬉しい。。。
さて、オールドタウンを歩いてみる。
1930年代のアメ車に馬車、時代が止まったままの建築、ミックスな人種に、街中に溢れる音楽。
wi-fiなんて飛んでない。
間違いない、ここはキューバだ。
この日は、一日中、オールドタウンを歩き続けた。
朝のウォーキングを済ませ、今日は西に140kmのRio Lagartosに向う。
途中のTEMOZONで、屋台のスモークチキンのタコス屋で軽めの朝食。
その先に、セノーテがあるという事で立ち寄ってみる。
山奥にあるマヤの聖なる泉。
洞窟の天井が崩落していて、そこから入り込む光は幻想的。
水深は300mで、とてつもなく深くて、鮮明。
泉の縁まで行くと、水に入っていいよと言われる。
言われましても怖いよ。
朝早いせいか誰もいないし、たくさんのなまずがウヨウヨ泳いでるし。
が、水があれば入りたくなるもので入ってみる。
うん、やっぱりコワイけど、気持ちいい。
少し体も冷え、次はピンクレイク。
それは突然現れるが、本当にピンク。
空は蒼いし、雲がもくもく、水に映し込まれたそれらによって、天と地の境界が
分からなくなる。
その近くの湖では、ピンクフラミンゴを見れる。
これは、食べる藻自体は赤くはないのだが、色素の一部の色が出ているとのこと。
確かに濃いピンク。
ちなみに先ほどのピンクレイクはバクテリア自身の色。
はい次、その隣にある塩湖。
以前行ったヨルダンの死海より濃度が濃いのだが、ここは塩を作る生産過程の湖なので、
何か人工的な感があるので、ぐっとこない。
と、すごいスピードでRio Lagartosを満喫。
朝5時に起き、ビーチ沿いの道を1時間のウォーキング。
朝から陽射しはきついが、良い汗かいて、そのままビーチに飛び込む。
朝食は、昨晩買っておいたフルーツをかじり。
あー最高の朝だ。
さて、今日はバスで新市街まで行ってみる。
しかし、バスのスピードが尋常じゃない。
おばあちゃんとか転んじゃってんじゃん。
どの街に行っても海が隣接しているこの環境は最高だな。