ここから、長時間でタイトな辛い移動が続く事になる。
昨晩、 VeneziaからMilanoに戻り、そのままMilanoから20:00頃の寝台車に乗車し、
今朝イタリア南部のBariに到着。(約9.0時間)
Bariから船に乗り、ギリシャのPatraへ。(約16.5時間)
Patraから電車で、ギリシャ南部のPiraeusへ。(約5.5時間)
そして、一晩かかかるエーゲ海に浮かぶギリシャのSantoriniへ向かった。(約8.0時間)
ものすごい時間と距離を移動しているのだが、深夜を使うプランの為、なぜか日数がかかっていない。
ギリシャから各島への船は、船会社が数社あり、またチケットを扱っている旅行会社もたくさんある。
ギリシャの島々を行き来するチケットを、ここで全て購入したのだが、会社によって行き先や出発時間などがまちまちで、
更に値段も多少違うので、かなり苦労した。
11社廻って、ようやく理想の船便の組み合わせを購入することができた。
とにかく、ここ数日は辛い。。。。
早朝にMilanoを出発し、Veneziaへ到着。
途端にバカンス感でいっぱいの空気。
駅を出ると、いきなり運河が横切っているのだが、その運河の廻りに、たくさんの人が座り込んだり、寝そべったり。
街の雰囲気もゆるーい感じ。
ほそーい路地が光の陰影を作り出す。
ビビットな洗濯物が風景の刺し色として、自然に溶け込んでいた。
イタリアは特に何の目的も無かったが、スイスのZermattからイタリアを一気に下るのは辛すぎるので、
Veneziaへ行く事にした。
しかし、それでも時間的に厳しいので、途中のMilanoで一泊。
ユースは、めちゃくちゃうるさいし街も汚いし、何か幻滅でしたが、それも勉強不足のせいでしょうね。
いや、でもフィレンツェに行けば良かった。。。。
Bregenzを早朝に出発し、Zürichへ到着。
ここでは、目的は一つだけでspilmann echsle architektenの「freitag」フラッグショップを見ることだった。
僕も愛用している「freitag」は、使用済みのトラックの幌、シートベルト、タイヤチューブなどを再利用した
バックのブランド。
以前、freitagが欲しくて都内を散々探したが、一つ一つ柄が異なるため、いいモノに巡り遭わず、
結局、webを使ってチューリッヒから直接購入したことがあった。今回は、現地での購入。
ブランドイメージにぴったりの建築は、私用済みのコンテナを積み上げたもの。
最上階は、展望台になっていて、誰でも自由に上がれる。
早々にZürichを出て、Baselへ到着。
まずは、Herzog & de MeuronのApotheke des Kantonsspital。
次に、Herzog & de MeuronのBasel SBB Signal Box。
スイスには良い建築がたくさんある。
ライン川沿いにある管理小屋みたいなものでさえ、一つ一つ仕上げが違っていて、物作りには理解の深い国だという
ことが良くわかる。日本の公共建築の無気力な画一的なものとは、あきらかに違う。
今日は、スイスとオーストリアの国境にあるBregenz (Austria) 入りした。
ここでは、今回の旅で一番見ておきたかったPeter ZumthorのKunsthaus Bregenzを見る事に。
いいね~、ボリューム・内部構成・テクスチャアにディテール、刺激を受ける。
Bregenzは、どうやら建築の街らしい。
ユースホステルで、職業にArchitectと書いたら、「それなら、これ必要でしょ」とBregenzの建築特集を
5冊も貸してくれた。
今まで知らなかった建築だが、どれも見に行きたくなる建築ばかり。
Bodensee(湖)から少し歩くとロープウェイで標高1000mを
10分程度で上がれるのだが、あまりに景色が良いので、帰りは歩いて下ってみた。
これが実はかなりの山道で、2時間の道のり。
Tシャツがびちゃびちゃ。。。