晴れ。
横浜の住宅の地鎮祭。
いつも見積調整には苦労するし、ウッドショックもなんなく乗り切れると思ってはいたが、カードを何枚切っても次の問題に行き詰まるという、これ程もどかしい日が続いたのは初めて。
それもようやくまとまり、素晴らしく晴れ渡る地鎮祭。
ここまで来れたのも、合理的でブレない施主の忍耐強さに限る。
地鎮祭は、いつだって、何回やったって、これこら始まるという緊張感を感じるものだが、今回は純粋に嬉しさが増さる新鮮な感覚。
ようやく始まるよ。。。
晴れ。
本牧の住宅。
高低差のある敷地を宅地化される前の法面の状態に戻し、建物の周りが緩いスロープ状のお庭に変換してみる。
建物は大きな壁を斜めに倒す事で、1階と2階で必要なスペースを効率よく分け合えるといった計画。
数字よりもダイナミックな空間になる実証が楽しみ。
曇り。
構造家と現地にて打合せ。
敷地に素直な計画を目指す事で、見えない処理の難しさが出てくる。
同じ条件の敷地も、同じプランも無く、試験もできないのが建築。
いつだって一発勝負だから、地味な検討と積み上げからなる根拠しかない。
だから、緊張のない日なんて無いし、考えていない時間なんて無い。
そんな仕事を幸せだと思う。