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昨日・今日とKKCの現場でした。
図面に描かれた寸法を墨を使って現場に原寸で描く作業を「墨だし」と言います。
当然、紙に描いた図面と実物では微妙に誤差が出るものなので、この「墨」が全ての作業者の基準になる重要
なものなのです。
あらゆる部分に寸法やスケッチが描き出だされ各所に点在していますが、最終的には仕上げ材の中に埋もれ、
日の目を浴びることは無くなります。
ただし見えなくなるとはいえ、こういう一つ一つの積み上げが、建物には確実に刻まれているのです。
現場に描かれた墨は、何かかっこいい。
今日、松本の物件MYZの敷地測量に行ってきました。
周辺が農地だったりするので、境界杭が見つからなかったり、道路なのか水路なのか私有地なのか?
とにかくご家族や業者さん達と、めちゃくちゃ暑い中、土を掘り続けました。
休憩時にご家族が、波田町のしもっぱらスイカを出してくれました。
初めて食べるのですが、これがおいしい。
最後には、ビールも飲んじゃったりして、なにか夏っぽい気持ちの良い一日。
今回は施主が自ら敷地測量に加わり、汗を流した訳なんですが、こういう一つ一つの努力が、最終的には形になって現れるんだと思います。
努力や苦労や悩みというのは、きれいに仕上ると消えてしまうものではなく、ちゃんとそれらが、にじみ出てくるものだと思っています。
とりあえず一枚、「苦労」という一日を積み上げた訳ですね。
5年程前に手に入れた関数電卓のHP-17B。
製造年によってブラジルやシンガポールなどの生産もあったが、これは初期のアメリカ製。
無骨な感じが、アメリカブランドっぽさを現していますね。
当時はハイエンド機として、今でいうPDA的な存在だったとか。
タッチ感が悪く、実務には全く使っていません。
金属関係の仕事をしている大学時代の後輩が遊びに来た時に、「いい鍋使ってますね」と言われ、「確かにかっこいいな」と思い、それから少しずつ収集。。
はじめは、業務用のコーヒーコンロを使っていて、火力が弱かった為に何度も焦がしてしまいました。
そこで火力の強いガスコンロに買い替え、最近ではやっと焦がさず料理ができています。
打ち出し模様は、単なるデザインではなく、アルミ特有の柔らかさを補い強度を上げる為。
アルミは鉄に比べると、強度が弱く・熱の保有力も弱いのですが、逆に熱伝導率が高く素材に熱が伝わりやすいというメリットと、アルミ自体の彩度が低い為に、オリーブオイルなどの色の変化がわかりやすいという利点があります。
いつも行く合羽橋のお店のおじさんが、「一生もんだからね」と言っているので、意地でも一生使ってみたいと思っています。