イタリアのウェブサイト”designboom”にて、TYMが紹介されました。
打ち合わせの帰りにpatagonia 横浜ストアに立寄り、Surf Filmの上映会に。
さまざまな女性サーファーのドキュメントで、現在に至る進歩と始まりを紐解く内容。
最近、海外での波乗りはご無沙汰なので、そろそろ板とバックパックしょって行きたいな〜と。
さて、店頭で参加費を1,000円払い、ワンドリンクをチョイス。
ラベルに引き寄せられ、迷わず選んだのは「HACHEY」。
北仲BRICKの屋上で採取した蜂蜜入りの地ビール。
中区はソメイヨシノが多く、ミツバチ達が毎日せこせこと働き続け、桜の香りをぐっと凝縮。
近所で蜂蜜が採れている事を知らなかったのが恥ずかしい。
エアコン変わりに扇風機をフル回転させ、一日事務所で図面を描くも、あまりの暑さに少しダウン。
梅雨明けから、いい感じで気温が上がってくれているので「なーつー」な感じはいいけれど、正直耐えられなくなり、夕方に今年初の元町プールへ迎う事に。
と、ついでに、まだ行ってなかったアメリカ山公園をふらっと立寄。
元町公園と外人墓地を超えると、その先にひっそりとある小規模の公園。
それは、日本初の立体都市公園で、元町・中華街駅の屋上にある。
横浜市が元町と山手の高低差18mをエレベーターを使ってバリアフリー化しようとしたもので、ベイブリッジなどが一望できる。
元町側からはエレベーターで、山手側からは ほぼ同レベルでアプローチでき、人工地盤で造られた緑地帯とはいえ、ここまで造りきると人工的な部分と自然的な部分が曖昧に混じり合い、何か不思議な感覚を覚える。
散歩で立ち寄る程度には、ちょうどいい。
元町プールは、やっぱりいい。
エアコンを置いていない僕の事務所では、扇風機に耐えられなくなると「元プー」に頻繁に行く。
元町公園の中にある50mプールは、80年近くの歴史があり、未だに地下水を使っている。
大学を出て元町の事務所で仕事を始めた頃から、ここに通い始め15年以上経つが、いい意味で変化がなく、
「元プー」らしい人達と空気感が好き。
その頃から、1回 200円のままだし。
平日の日中でも、子供より大人が多く、夏休み的なガヤガヤ感がない。
元町・中華街駅が近くにできたお陰で、昔に比べると元町商店街は賑わいを見せるが、商店街の奥にあるここは殆ど変化を感じさせない。
海外を旅すると、いい街にはメイン通りの他に、必ず小さな商店街や小道の奥にいい公園などがあったりする。
つまり成熟した街には、時代の変化に支配されるメイン通りではなく、古くから愛される場所や地域が存在する。
儲けを生み出せないような、この種の施設が日本でも変わらず生き残っている。
消費を続けなければサイクルしていかない日本の現状のシステムは、既に崩壊している訳であるから、
そろそろ、その未練に決別をし極力消費の少ない欧州型で日本らしい形に移行する時期に来ている事を認識すべきなのかもしれない。
だから景気回復とか、偏った輸出の自由化などに期待してては、踏むべき次の日本のステップをずーと踏めずに、本質的な日本の空白の時代が続くのかも?
などなど、プールに浸かりながら、突然難しことを考えてみたりするのもいい訳で。
昨年で中止になった横浜開港記念みなと祭の国際花火大会が「横浜スパークリングトワイライト 横浜港花火ショー」として再開。
一般者参加型という手持ちの花火を持ち寄って一斉に点火するなどのイベントもあったり、安全面が強化されたりと以前とは少し違った形に。
ということで、近所に住むトモダチに声をかけ、目の前の公園で二人ワインを持ち寄って鑑賞。
梅雨明け宣言よりぐっと説得力のある「夏宣言」。
あまりにも夕焼けが奇麗だったので、マジックアワーの富士山も一枚