ブラジルの出版社 Casa Dois Editoraの【construir 】に、” KRE “が掲載されました。
今日は、MRY_Apartment Renovationのファーストプレゼ。
これといってキーになる要望やリノベを行う為の大きな理由がない為、軸を見つけ出す事がなかなか難儀なプロジェクト。
そこで、一つ一つ丁寧に心当たりを整理して、回答を見つけ出す事に。
まず、食事会やパーティーなどが頻繁に行われる家族の割りには、既存プランのLDKは狭さを感じ、且つ未使用の個室が並ぶ。
せっかくの山下の景色も仕切られた壁によって、実際にはあまり見えてこない。
営んでいるエステを自宅でも空き時間にできるような小スペースも将来的に配慮すべきであろう。
バランスよく収集したアンティークの家具は、リノベ後も大切に残してあげたい。
収納が少し不足してるかな。
などなど整理した結果、まず水廻り以外の壁は全て解体し、オープンな空間に。
周囲の壁には作り付けの家具を作らず、あくまで壁とし、アンティークなどの家具を置けるように配慮。
オープンな空間の中央に、角度を振って機能的な小屋を配置し、そこには収納や収納式ベッド・犬小屋などを仕込ませている。
その小屋は、ただたんたんと機能を満たすだけでなく、振られた角度によってできた建物との三角の隙間空間を作り出し、エステスペースやベッドスペースを生み出す。
更に、閉ざされていた窓からの景色もスクエアに見えるようになる。
且つ、来客から適度に視界を遮る。
単に「オープンな広い空間を作る」のではなく、「オープンでありながら、ウラとオモテ」を作り出し、今までの欠点を少しだけ解消する事を、プロジェクトのコンセプトとしている。
ご近所さんからのトウモロコシの差し入れ。
最近、お客様や知人から頂くものは、圧倒的に手作りの農作物や山菜が多かったりする。
こぎれいパッケージされた高価なお菓子もいいけど、やっぱり季節モノは最高においしいし、何よりも作り手の体温を感じる。
自分も廻りの人も、それなりの年齢になったせいなのか、時代の成熟感からなのか、こういう頂き物が増えてきた。
実家の母親が、祖父の残した趣味の畑を受け継ぎ、いつの間にか趣味の域を超えた大きな畑となっているが、そこで採れた農作物は本当においしい。
親の元を離れて18年以上経ち、手料理はたまにしか食べる事ができないけど、それは農作物と形を変えて僕の元へ届き、結局ずーと育ててもらっているんだと実感させられたりする。
セミの鳴き声を聞きながら、すぐに茹でて、氷水片手に「イタダキマース」。
あっつ。
ホント、今日は暑かった。
完全に夏な一日。
天気予報は雨じゃなかったっけ?
朝5時に起き犬の散歩をして、茨城まで波乗り行って、午後から模型造って、夕方また散歩。
隙間の無い一日だったけど、やっぱり夏はヘトヘト位がいい。
子供の頃から夏はいっつもヘトヘトで、夕飯食べながら寝てたのを覚えている。
今年もいい夏にしよ。