最後のスロベニアの日。
毎朝作ったサイドウィッチも今日でおしまい。
いつもは国から国へ移動していくのだが、今回は同じ所に落ち着いた旅であった。
それはそれで得るものがあった訳で。
さて、AirFranceのびっくりするくらい細い飛行機に乗ってパリ経由で日本へ向おう!
「month of design」は、全て終了し、今日は完全にオフ。
さて、今日はオーストリアにでも足を伸ばそうかとも考えたが、旧市街で「蚤の市」が
やっている情報を得たので、オーストリアは断念。
おーーなかなかデカイ「蚤の市」。
パリで行ったジャンクな感じより、少しスペック高め。
気温5°の寒空の中、ひたすら歩き廻り、ご飯を食べるのを忘れていたので、
カフェで暖かいカプチーノを頼み、アパートで作ってきた
サンドウィッチをかじる。
海外に来ると、寒くてもやっぱり外のテラスで食べる。
空から、くるくると実の付いた葉が竹とんぼのように舞い落ちてきて、僕のグラスに。
なんかいいコトが起きるのかな。。。
時間が余ったので、夕日の旧市街の景色を見ようと、懲りずにLjubljana Gradへ登る。
ひたすら日が落ちるのを待って、マジックアワーを待ったが、その日は赤く染まるだけで、
ピンク色には変わらなかった。
Ljubljana Gradを歩いて下りて、旧市街を通りアパートへ帰る。
大好きなこの街の夜景は今日で最後。
また来るねリュブリャナ。
今日は、エキシビジョン撤収の日だが、夕方までに行なえば良いので、日中を有効に使いたい。
そこで、朝5時起きし、バスで2.5時間程で行けるItalyのトリエステへ行く事に。
貧乏性の僕は、やはり少しの時間でも出かけたくなるし、色々な街を知りたくなる。
なんの情報もなく、スロベニアから行ける一番近いイタリアってことで行ってみたが、イイ感じの古い港街。
そんでお決まりの「高い方高い方」へ行ってみる。
高いところへ行くと、必ず美しい景色が見れるのは、ヨーロッパのいいところ。
疲れた体で、喉も乾いたので、地元の人にイタリアンの美味しいお店を教えてもらい、
食してみる。
ベニスなどよりリーズナブルで美味しいが、やはり日本の方が食の平均値は高い。
16:00にはリュブリャナに戻り、撤収作業をそそくさと済ませ、アパートへ帰る。
土曜日ということもあって、アパートは満室。
共有のリビングは、かなりnoisy。
リュックスな旅も良いが、こんな雑多感は嫌いじゃない。
「month of design」2日目の今日は、朝一でExhibition会場に。
お昼頃、会場を抜け出し、お腹が空いたので、市場の屋台で小魚のfilletとイカのガーリクオリーブオイル焼きをつまみ、
そんで地ビールを一本。
スロベニアは、EUの中でも物価が安めなので助かる。
時間があるので、2年前にも行ったlybujana gladに、また登ってみる。
結局、すぐ歩きたくなるのは、僕が貧乏性だろうか。
チェコっぽい景色は、夜の方が美しいな。
また夜来ようかな。
今日は、「month of design 2011」がスタートし、「stage180°」参加の日。
「stage180°」は、各国のクリエイターが、「what’s next」という抽象的なトピックで、自由にスピーチを行なう。
その中には僕の好きなZagrebとStockfolmで活動するプロダクトデザイナー Nina Bacunも参加者としていたので、
ちょいミーハー気味に一枚。
ちなみに、僕は「abstract natural form and condition」(自然の形態・状態の抽象化)についてスピーチ。
下手な英語で、なんとか済ませ、エキシビジョン会場に戻る。
色々な国の人と接する事ができるのは、純粋に楽しい。
クタクタでアパートに戻り、急いでシャワーを浴びる。
今夜は、在スロベニア日本大使館の方と現地で家具の仕事をされている日本人の方に誘って頂き、
日本語での夕飯。やっぱり日本語だと楽しい。
この際なので、聞いてみたかったヨーロッパ、スロベニアの本質的な部分や、経済や街のあり方など、ワインを頂きながら、突っ込んだ話しをしてみる。
お二人は海外経験が豊富なので、僕が知りたかった「本当の所」みたいなところを聞く事ができた。
非常に興味深くて有意義な時間を頂けた。