今朝は久々にゆっくり目の7:30起床。
そろそろ、日本食が恋しくて仕方ない。
エルサレムで刺激と感動をたっぷり受け、今日はヨルダンに戻る事に。
本来ならシリアやアフガニスタン等に足を延ばしたいが、旅には責任ある行動が必要だから仕方ないね。
さて、またあの面倒な国境を通らなければいけない。
あ〜うんざりだ。
っで、案の定、何するのも時間がかかる。
バスもなかなか動かないし、国境の係の人達もいちいち遅い。
月並みだが、日本人の仕事の処理速度と的確さの平均値は間違いなく世界一だ。
とストレスいっぱいで、アンマンに到着。
行きでは旧市街に入ったので、今回は新市街に。
まあまあ発達しているが、どこの国を旅しても、やはり旧市街の方が圧倒的におもしろい。
ヨーロッパを旅した時に実感したが、どこの先進国も人口の減少問題を抱える中で、街の肥大化(郊外新市街化)は、インフラの拡大化等で財政困難を起こしている。
また、外貨(海外からの旅行者)は新市街には落ちる事はなく、旧市街に落ちる。
つまり、新たな開発を続けている日本も都市のミニマムシティ化に早くシフトしなければ、今後のゆくえは見えている。
中欧は、失敗にいち早く気付きシフトした事が良い結果になっている。
今の財政危機は別の問題。
と国の顔(旧市街)とは違った側面を見る事も、その国を知る為に必要な事。
今日は旧市街の「岩のドーム」に。
ここはイスラム教徒以外は、自由に入る事はできない。
時間制限があり、一日のウチで見れるのは、限られた時間だけだし、日によって時間が違う。
おまけに、入り口が分かりにくい。
3度目でようやく入れた。
実物は圧巻だった。
アラベスク模様のモザイクタイルは、蒼い空に化学反応したように主張している。
聖なるこの場所は、ユダヤ教の聖地であるものの、イスラム教によってドームを建設されてしまったというストーリーがある。
「嘆きの壁」といい、宗教による歴史は、教徒にとっては今もなお劣化することはない。
その後、「最後の晩餐」「キリストの墓」を訪れる。
起伏の激しい路地をひたすら歩き、もう歩けない。。。
昨日、念願のイスラエルに到着し、今日は新市街に行こうと思うが、やっぱり「嘆きの壁」は時間を変えて何度でも見に行きたい。
ここエルサレムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の教徒が、密集して暮らしていて、特に旧市街は若干緊迫感を感じる。
商店街の通路の頭上にネットが張られているのがそれを物語っていて、1階に住んでいる他教徒に対して、上の階から物が投げられるのを防止しようと言う訳だ。
現に僕の前で、キリスト教徒達が並んでお祈りをしているところに、上から水がザバッと落ちて来た。
なんか悲しくなる。
宗教とは何の為なんだろう。。。
さあ、この辺から行き先やルートについて、本当に悩ましい。
昨晩は本当に悩んだ。
といのも本心はイスラエルに行きたいからだ。
外務省のwebと旅行者の意見を聞き、イスラエルに行く事にした。
そしてルートだが、ここもやはりアンマンに戻ってバスで行くのが一般的なルートだが、
時間のロスも嫌なので直接イスラム入国を選択。
しかし次の問題としては、土曜日の今日、イスラム教では安息日にあたり、戒律でいかなる労働も行なってはいけない日となっている。
つまり、公共機関等も動かない。
しかも、キングフセインブリッジの国境は、やたらと時間がかかるので有名だから、ここで時間を取られてしまうと
先に進めなくなる。
アンマンからエルサレムに着くのに、7時間とか8時間とかとか。。。
それでもwebでは、土曜でもなんとかエルサレムに到達できたという書き込みもあったので、悩んでも仕方ないということで、チャレンジ。
早速、ヨルダンの国境で、バスで1時間以上待たされる。
しかし、イスラエルの国境は6回のパスポートチェックを受けながらも、意外にスムースで、そこからバスになる事ができた。
死海のホテルを出て、3.5時間かかったものの、かなりスムースにいった方じゃないかな。
予約していたホテルにつくと、意外にいいホテル。
おっと、間違った。
一泊の料金が現地通貨シェケルだと思い込んでいたが、ドル表記だった。
予算オーバーだ。
ごめんなさいと誤り、別のホテルを探す。
ちなみに安宿のダブルルームでヨルダンは3,000円程度、イスラエルだとちょい高めで、6,000円位。
あくまで僕のラインね。
中東は、中欧とは違い電車での手段がないし、トルコのようなバスの便利さもない。
だから、ルートにはホトホト悩む。
この度では、一筆書きのルールは封印したつもりだが、できれば同じ所には戻りたくないのが本心。
一度、アンマンに戻り死海に行くのが一般的だが、やはりここは戻らずに、エジプト・イスラエル・ヨルダンの
国境が隣接するAqubaを経由し、そのまま海外沿いを北上することにした。
このルート取りは正解。
全く景色が違う。
そして辿り着いた場所は、標高-400mのDead Sea (死海)。
さすが、-400mだけあって、すごく暖かい。
遠い昔は、立っている場所が海の底で、向こうに見える山々が陸だった訳だから、なんか天と地が逆さになったのと同じ位、おかしな世界。
ハエ、すごっ。
ってことで、死海に入ってみる。
塩、辛い、ってか痛い。。。
塩分のせいでホントよく浮く。
せっかくなので、いつものように全力で泳ぎ、泥パックもしてみてと。
街を歩くのもいいが、やはりこんな感じは最高だ。
ちょいリゾート気分。