久しぶりのNDAの現場。
今日は、長らく設計していた電動の重量門扉の設置。
ものすごく風が強いNDAでは既成の門扉では直ぐに壊れてしまう。
そこで、電動の重量門扉を作ろうと門扉の専門業者に声をかけたものの普通に高い。
施主との話し合いの結果、作ってみようかと。
この手の電子制御などが絡むものは、やってみるとすごく難しい事は、以前経験しているので良く知っている。
鉄骨屋さんに、土工屋さん・電気屋さん・電子制御屋さんと、それぞれを集めて、何から詰めていけばいいか、そして一歩進むと、こちらはいいけど、こっちはダメとか。
そもそも各業者さん達もやった事がないので、試行錯誤で、手間がどの位かかって、金額が納まるのかも見えない。
実験を繰り返し、最初は前が見えなくて。
いつぽしゃるかもしれないような部類だから、皆少し引き気味で、前向きになってもらう事に労力が必要になる。
だから、とかとか、とにかく進まない。
でも、こういうプロセスがオモシロイ。
こういうケースは誰かが強く引っ張り続ける作業が必要なのだが、それには施主の後盾が必須である。
「うまくできるかは分からないけど、やってください」という力強い意思と言うか。
それがなければ、僕もなえる。
たかが門扉だけど、時間と経費が優先されるシステムに覆われた日本では、手探りの手作りというのは風当たりが強い。
しかし、こういう仕事の面白さは、携わって人にしか分からなくて、それに対する充足感は施主と僕達だけのものである。
結局、なんとかまとまり専門業者より半値近くでできたし、思いのほかしっかりできた。
施主を含め、業者さんと現場で会った瞬間に、「やったね」みたいな空気感には、ぞくっとする。
まだまだ亜鉛メッキでピカピカしているこの門扉も、しばらくするとマットに変化し、そこに皆の努力がにじみ出てくる感じがする。。。
物創りはタノシイ。。。
家で、日本酒でもぐびっといきたい所だけど、風邪ひいたんでやめとこ。。。
最近、ジウジの散歩がいい加減になっていて、サーと公園廻る程度が多い。
走る事が仕事のジウジには、ストレスが溜まっていてしかたないはず。
んで、今日は久しぶりに公園でしっかり遊ばせた。
ホント嬉しそうに走り回る姿を見ていると、こっちも嬉しくなる。
楽しかったね、ジウジ。。。
今日は、長野に出張。
クライアントさんのヘリで、大峰〜安曇野の改修・修繕物件を見て廻る。
安曇野は、以前所属させて頂いた事務所時代の物件で、恩師の後をくっついて歩いていた頃を思い出す。
正直、ちょいジーーーーーーーン。。。
ここは当時、屋内・屋外乗馬施設に数寄屋のゲストハウスを建築したのだが、今では更に馬屋も増え、屋外乗馬施設の充実度も格段に上がっていた。
この手の施設は、現実的にはなかなか維持管理というのは大変なものだが、ここはオーナーさん達の工夫や知恵が見受けられて、すごく関心させられる。
というか、すばらし過ぎて、尊敬すら感じる。
よし帰って、今後の事を一つずつ整理しよ。。。。
YMTの図面がほぼ終了し、最終確認に茂原へ。
YMTは、快く受け入れて頂いたものの初めてスケジュールを押してしまった。
ホントにごめんなさい。
それには、色々と最後まで悩みたかったので。
それが施主にとっていい結果になると信じたい。
建築は、完成品を「作品」と呼ぶけど、「共作物」と呼びたい。
施主の感覚なんかを感じながら、僕達が整理して提案していく。
そんでお互いに、ゴールに向って。。。
だから楽しい。
これから1ヶ月位の間に、現場へ向けての大きな山が待っている。
夜からの打ち合わせだったので、ウチに着いたのは24:30過ぎだったけど、茂原での帰り道は、既にカエルが泣いていて、
すごく気持ちイイ道のりだった。
昨晩もzzzのプレゼで24:00を廻ったが、こちらはまだまだ検討が必要。
バタバタしてても、なんとかこうやって、一つ一つ誠実に応えていきたい。