よーーやく、IKS(cafeJOURNAL+住宅)の撮影。
外装も内装もオーナーの自主施工で、漆喰や塗装を行なった建築。
仕上りは、そりゃ素人施工だからプロのようにはいかないが、なんだろねこのしっくりくる感じ。
漆喰やペンキがはみ出しちゃって、サッシの枠に着いちゃったり、見切りの部分がグズグズだったりしてるんだけど、結局そんなことどうでもいいんだなと最近すごく思う。
きれいに作る事が建築家の仕事?
違う気がする。
少なくても僕は、違う所に興味がある。
よく考えられた空間を準備すればあとは、使い手が自由にカスタマイズすればいい。
その余白を残す事が僕の仕事で、イイ抜き加減というか。
それが意外に難しいのだが。
ガチガチに作り上げてしまった建築は、なんかつまらない。
僕個人的にはね。。。
IKSも建物が完成した時より数段よくなっていた。
これからも僕をもっとワクワクさせてくださいよー。
さーハッピーGWの中盤!
ん〜〜〜休めないいいいいい。
いや、今日半日だけ休みを取ろ。
ということで、ジウジを連れて近場の葉山へ。
いや〜、ジウジの泳ぐ姿はいつみても気持ちがイイ。
天気いいし、海の見えるカフェでご飯食べて、車の幌を全開にして、「さっジウジ帰ろ」。
休みを噛み締め颯爽と帰る。
たった半日だったが、サイコーのGWだったとさ。
今日は、HOHの引き渡し。
個人オーナーの独立に伴うリノベーション。
オーナーの「よくある美容室はつまらない」という思いが強く、「自分だけのオリジナル」へのこだわりが強かった。
ヘアサロンや飲食店の開業時には、プロディース会社や専門の業者が数多く存在し、多くの店舗はそれらの豊富な経験に頼る。
もちろん豊かな経験値から根拠ある枠組みの情報を得るメリットは大きいが、フォーマットにのせた画一的な店舗になっていく。
それはいわゆる「イマドキのお店」として他と並ぶことができても、突き抜けることはできないと読み替えられる。
だから、自分らしさや自分が大好きになれる空間を準備して、そこで自分らしく仕事ができれば、きっとそれに興味を持つ顧客が集まるはず。
そうすれば、仕事はもっと楽しくなるし、顧客も来店するのが楽しくなるかもしれない。
リサイクルの運送パレットを積んだだけの家具や大工さんに作ってもらったファサードの納屋のような木製建具など、コストをコントロールする意味も持ちながら、ざくっと作り上げた空間はオーナーらしさが出てるんじゃないかな。
オーナーもこれまでのお付き合いから、さまざまなしがらみを背に頑に拒み続け、自分の意思を貫き通す努力を陰ながらしていた。
そういう姿勢と情熱がなければ一定のラインを超える事はできない。
そういう人と仕事ができる事は、本当に恵まれている。
オーナーから、「スタッフがここにいたがるんですよ」と一言。
最高の褒め言葉でっす。
その言葉があれば、もう何もいらないね。
さて、いつ髪切ってもらおうかな〜。
楽しみ。。。。