今日は、友人を招いて自宅でのクリスマスパーティー。
寒い中、たくさん集まってくれてありがとー。
ホスト役は、あまり飲む暇がなくて少し不完全だが、人が集まってくれるというのは幸せなものだ。
ウチの実家では、母親が常に僕の友人を集めて楽しませてくれた。
そんなんがイイ。
さて、今回はウチを引っ越して初めてのパーティー。
築40年以上の古いマンションを、解体作業を工務店さんにやって頂き、ほぼスケルトンからコツコツと「ウチ」としていく。
だが、仕事で物件が重なり、思うように進まない自宅。
でもでも、家の設計を頼んでくれるクライアントさんに僕はいつも、「家は僕達ではなく自分達で作り上げるんですよ」といい続けてきた。
だから、なかなか進まなくてもどかしくても、棚板一枚でも、ペンキ1㎡でもいいから、朝早く起きてやるか、仕事から帰ってからやるかしながら、まだ5割り位だけど少し「ウチ」になってきた感じかな。
houseからhomeへ、家からウチへ。
家づくりは楽しい。
そして本当に大変だ。
だから、いいんだな。
どんな家でも自分で手を入れられる人は、生活を楽しく転換できる。
やらない人は、是非重い腰を上げて、何か一つ初めてみて。
じゃないと開いていかない。。。
追加する作業でも、修繕作業でも良くて、いずれも生活が向上する。
次の日の朝、僕は今年初めて、ホットミルクを片手にゆっーくりバルコニーを眺めた。
あっ、もう今年も終わっちゃう。
でも、目の前にやるべき事がある幸せを噛み締めて、残る数日がんばろー。
JDKのカーテンウォール製品検査に大阪に。
朝から名古屋は大雪で、新幹線が大幅に遅れる。
さて、大阪には鉄のいい工場が多く、以前製作したスチール家具工場もこのエリアで、今回の工場のすぐ近くにあった。
今回のカーテンウォールは、長野で部材製作が行なわれ、それが大阪で溶融亜鉛めっき処理〜リン酸処理され、そして長野工場に戻され、コーティング。
そして、ようやく東京の現場に搬入される。
本来土木用に、「鉄を錆びさせない」という目的で開発された溶融亜鉛メッキだが、それを仕上げとして使うという行為は単純ではない。
更にリン酸処理ともなればなおさら。
溶融亜鉛メッキ・リン酸処理共に知れば知る程、ムズカシイ行為で、僕はこれまでに何度もチャレンジしてきたが、なかなか現場が理解してくれない。
土木用のガードレールをメッキするのと同じように荒々しい仕上がりで、現場監督と工場に何度も説明を重ねて、納得のいくものになるまでとても困難だ。
温度管理に、不純物の除去などなど。。。
建築で使われているのを街で見かけるが、ただの溶融亜鉛メッキな事が多い。
建築家が誰よりも分かっていて、現場で説得しないとイイ物にはならない訳だから、ただ錆びない素材でしかない。
おまけに、平気で溶接を入れたりして、焼きが入ってしまいサビが出ているものまである。
無駄使いだ。
この工場のメッキ処理・リン酸処理は一流。
むしろ勉強になる事が多く、今後の為にもなる。
せっかく大阪に来たのだから、一泊したいところだが、諸々あるので数時間でトンボ帰り。
NMNの現場。
順調に進むNMN。
順調は喜ばしい事だが、あまり順調に進むと少し寂しさを感じる。
現場打ち合わせを行い、細かく見ていくと、気になるところが見えてくる。
やはり住宅は難しい。
構造だけの状態〜壁が張られる〜仕上げが張られる、と工程の度に見え方・感じ方が変化する。
毎回変わる変化がオモシロイ。
浅草の現調を終えて、駆け足でJDKに向う。
今日は2階部分の建て方。
通常、一層4週程度のピッチで上がっていく鉄筋コンクリート造だが、PCであるJDKは1週間ピッチで立ち上がっていく。
早い。
そしてきれい。
今日は、朝から浅草の住宅の現調。
お恥ずかしながら、浅草寺は初めてで、ここの魅力にぐぐっと魅かれてしまった。
商業と住まいが、道一本で変化し続ける。
年齢層もご年配の人と若い人がmixされていて、歩く度に展開する街並が楽しい。
小さなスケールの町なのだが、それでもいきなり大きなビルがあったり、敷地いっぱいにお互いが鬩ぎあっていて力強さを感じる。
その建物の並びと並びの隙間が路地になっている訳だが、洗濯物やプランターが道路に越境していたりする様は、何か良いコミュニティーを連想させる。
間違いなく、すごいポテンシャルがある。
ワクワクしてきた。。。。