曇り。
構造家と現地にて打合せ。
敷地に素直な計画を目指す事で、見えない処理の難しさが出てくる。
同じ条件の敷地も、同じプランも無く、試験もできないのが建築。
いつだって一発勝負だから、地味な検討と積み上げからなる根拠しかない。
だから、緊張のない日なんて無いし、考えていない時間なんて無い。
そんな仕事を幸せだと思う。
晴れ。
2年生最終課題発表。
昨年までと異なり、密接に向き合うことが難しかった今期。
僕自身も物足りなさを感じつつ今日を迎える。
大学での作業が制限され、仲間との共有ができないまま、自宅でコツコツと真剣に取り組んだ姿勢が滲み出る。
初めは模型すら雑だった子まで、上位評価に紛れ込む結果で、ちょっとウルっとさせられる。
人の成長を目の当たりにする事は、何よりも楽しいものです。
晴れ。
リモートによる4年生の卒制審査会。
環境の難しい中、担当していた3人は最後の3日間で、きちんとまとめ上げてくれた。
めちゃくちゃ荒削りだったものが、きちんと組み上がり、説得力のあるプレゼン。
もう毎晩のチェックルーティンも、これで終わり。
残すは2年生の最終課題発表と講評会。
晴れ。
卒業設計 制作最終日。
初めて担当した彼らが4年生となり、もう卒業設計。
今頃、毎晩大学で徹夜といったところだが、今はね。
難しい環境の中で、不完全燃焼という変なクセは付けないで欲しい。
授業以外でも向き合い、それなりに思い入れがある彼らとも、直接あれこれするの今日で最後かな。
なかなか寂しいものだ。