昨日の夕方、海外より戻ってきました。
戻るや否や車を置いているガレージにむかい、エンジンをかけると「あ〜やっぱり!」。
エンジンがかからない。
バッテリーが上がってました。
自業自得です。。。。。。。。。
いつものディーラーさんに電話したものの、案の定、僕の92年式 ゴルフカブリオレクラシックライン用のバッテリーは在庫がなく、3日程かかるとの事。
そこで、ゴルフⅠ・Ⅱの修理で有名な町田のスピニングガレージさんに電話を入れたところ、「いつでも置いてありますよ」とあっさり。早速、スピニングさんにバッテリーを交換して頂き、ついでに他の細かい部分も見てもらいました。
ここで感じたのは、「一言がかえってくる」ということ。
最近、修理工場でのやりとりは「ここどうですかね〜」と聞くと、大抵は「大丈夫だと思うんですけど〜」
みたいな曖昧な言葉。
絶対に何かそこに問題を抱えてそうだから問う訳なのですが、「それじゃ見てみよう」とか「それは多分こうですね」みたいな意見を頂ける事が少ないんです。
現行の車は、修理箇所も修理方法も修理部品も、全てコンピューターでチェックし管理される訳ですから、そのような「感」というものの必要性がなくなってしまっているので仕方ない事なんでしょうが。。
利便性が、エンジニアを衰退させている気がします。
それは、人間の生活でもいえる事で、多機能・利便性が人間の本能や能力を衰退させていく気がします。
VWゴルフⅠ・Ⅱを14年程乗っている僕は素人なりに「音で何か調子が悪い事」を感じることができます。
今日のスピニングさんの店長 田中さんは、不具合を音で一瞬にして感じ取り、更に既に生産の中止されたこの車の部品も「どこかにはありますよ」とか「何かを利用して」とか頼もしい一言。
とても気持ちが良い。
また共感がもてたのは技術だけでなく、この会社は「大人の遊び場」だという事。
いい意味で。。。
エンジニアが楽しそうに作業し、更に興味深いのが、作業場にはお客さんが普通にうろうろしている。
エンジニアも楽しんでいますが、お客さんも楽しいんですね。
知らないうちに、エンジニアも十分に営業マンの役割を果たしています。
非常に無駄のないシンプルでコンパクトなスタイルが自然に取れている面白い会社でした。
イマジネーションに長けた会社は、揃って会社が遊び場化しています。
「Apple」・「google」とか。。。
ここも規格外の事をしてでも、どうにかしてやろうというイマジネーションがエンジニア同士で常に要求されているのだと思います。
たまたま僕が東欧に行って、VWゴルフⅠ・Ⅱが現役で走っていたことを伝えたところ、いずれは東欧に買い付けに行くとおしゃっていました。本国ドイツでは、もう走っていませんからね、Ⅰ・Ⅱは。
これから、まだまだ楽しいVWライフが続けられそうです。
面白い会社・面白い人達と出会え、興味深い一日でした。