久しぶりのNDAの現場。
今日は、長らく設計していた電動の重量門扉の設置。
ものすごく風が強いNDAでは既成の門扉では直ぐに壊れてしまう。
そこで、電動の重量門扉を作ろうと門扉の専門業者に声をかけたものの普通に高い。
施主との話し合いの結果、作ってみようかと。
この手の電子制御などが絡むものは、やってみるとすごく難しい事は、以前経験しているので良く知っている。
鉄骨屋さんに、土工屋さん・電気屋さん・電子制御屋さんと、それぞれを集めて、何から詰めていけばいいか、そして一歩進むと、こちらはいいけど、こっちはダメとか。
そもそも各業者さん達もやった事がないので、試行錯誤で、手間がどの位かかって、金額が納まるのかも見えない。
実験を繰り返し、最初は前が見えなくて。
いつぽしゃるかもしれないような部類だから、皆少し引き気味で、前向きになってもらう事に労力が必要になる。
だから、とかとか、とにかく進まない。
でも、こういうプロセスがオモシロイ。
こういうケースは誰かが強く引っ張り続ける作業が必要なのだが、それには施主の後盾が必須である。
「うまくできるかは分からないけど、やってください」という力強い意思と言うか。
それがなければ、僕もなえる。
たかが門扉だけど、時間と経費が優先されるシステムに覆われた日本では、手探りの手作りというのは風当たりが強い。
しかし、こういう仕事の面白さは、携わって人にしか分からなくて、それに対する充足感は施主と僕達だけのものである。
結局、なんとかまとまり専門業者より半値近くでできたし、思いのほかしっかりできた。
施主を含め、業者さんと現場で会った瞬間に、「やったね」みたいな空気感には、ぞくっとする。
まだまだ亜鉛メッキでピカピカしているこの門扉も、しばらくするとマットに変化し、そこに皆の努力がにじみ出てくる感じがする。。。
物創りはタノシイ。。。
家で、日本酒でもぐびっといきたい所だけど、風邪ひいたんでやめとこ。。。