最近、朝の事務所が気持ちいい。
薄鉄板が張ってあるだけの、寒くて暑い事務所だが、デメリットだけではない。
鳥の歩く音や木のみが落ちる音、雨が降ればうるさいくらいの音だが、四季を感じる事ができる。
人の快適さを当たり前に求めると、感じれるはずのものが感じることができなくなる。
日本の春は、すごいスピードで自然が変化する。
先週、葉がなかった木々が一週間で葉でいっぱいだったり。
設計時に施主との会話で僕がよく口にする「小さな一つの不便による豊かさ」みたいなものは、割と一般の人には理解しくかったりするのものだが、僕達はそこをしっかり伝えて、実行する責任がある。
そういう部分に触れずに、施主の考えに合わせていたら、専門家の意味がない。
気持ちイイ春を感じたければ、事務所に遊びに来て。
冬はフリーザーのようだけど。
音量上げ気味で、鳥のさえずりをどうぞ。