大峰山荘にヘリで到着すると、そこはもう秋だった。 空気が涼しいっていうか、ちょい足元が寒いくらい。 セミの鳴き声はすっかり終わり、やさしい秋の虫の鳴き声。
この現場もゴールが見えてきて、秋の雰囲気が後押ししているのか、少し寂しい気持ちになる。 毎日何度もかかってくる監督からの電話も少しずつ減って、それは順調に最終に向っている証拠でもあるが、それはそれで寂しかったりする。
秋ってなんかイヤだ。