屋根・外壁のコールテン鋼(耐候性鋼板)張りが無事終了。
いつもお世話になっている長野の鉄骨屋さんに施工してもらった訳だが、彼らの本業は構造を立ち上げる事だから、
お互いに不安の中での施工となる。
専門の業者さんであれば、あれこれ細かい所まで気を使ってくる訳だが、そういう業者さんでは費用が倍かかる。
専門ではない分、こちら側の負担とリスクは増えるが、僕はそういうのが好きだ。
限られた費用の中でやれる絶対値が変わる訳だから。
この鉄骨屋さんとは、15年位の付き合いになるが、今回の仕事には頭が下がる。
最近体力が落ちたようだが、やると言った以上は、見積とは関係ない部分でやり切ってくれる。
こういう職人気質の業者さんとは、いつまでも仕事をしていたい。
費用の話しばかりする職人さんとは、モチベーションが下がる。
人が動くのだから、費用はかかるのだけど。
まあ、ただで動く人なんているわけがないもんな。
こちらも現場に無理ばかりさせないように、そして現場の各フェーズでお互いに折り合いをつける作業で、なんとか住宅は
できていく。
監督さんも色々と前向きな気持ちで、色々と建物の為に面倒を見てくれる以上、こちらも割り切る部分は作らなければいけない。
何でもかんでも図面通りではなく、それ以上の部分が増える中で、お互いに協力しあう事に意味があって、それが楽しさでもある。
結果、それが引き渡される施主の為になる訳だから。