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家を引き渡すという事。

POSTED ON 2014年9月12日

今日、自分の家を引き渡した。
といっても、賃貸なのだが。

8年程住んだこのマンションは、立地も良かったのだが、オーナーさんの理解があって、自由にリノベさせてもらえた。
といっても、壁を壊し、収納を壊し、床も壁も天井も勝手に張り替えてしまったのだから、さすがに大丈夫かなと思ったが、オーナーから出た言葉は、
「こんなにしてくれてありがとう」だった。

日本では、現状復旧が常識であるが、つまらない制度である。
もっと住み手に自由と楽しみを与えて欲しいが、それには借り手側の常識というか倫理観が重要になる。
両者にそれらが不可欠だが、成熟した社会感が育つのも時間がかかる訳で、始めはうまくいくものではない。

最近では、このような事を売りにした不動産が殖えているが、不動産主導なのが気にいらない。
主役は住み手である。
一つの固定観念を破るには、ブームというのは手っ取り早いのだが、それでは本質が変わるとは言えない。

度胸を出して、貸し手に相談し、自分でいじる事で生活は楽しくなる。
そうすれば、日本の賃貸環境はもっと良くなる。
住宅は、人の生活を作る為に最も大事なものだから。。。

最後に近隣さんに挨拶に行くと、皆、「寂しくなるねー」と言ってくれた。
公園を前にしたこの環境では、近隣さんと散歩でよく顔を会わせ挨拶を交わせる。
そして、果物や野菜を頂いたり、家に遊びに行ったり。
集合住宅は、各住戸で完結するのではなく、いいコミュニケーションを持てると心が優しくなれる。
寂しいがここを去る。
いい思い出ばかりだ。。。

以前、取材してもらった時の画像。

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思い出を噛み締めて。。。

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空っぽになちゃった。
ばいばい。。。

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