床の塗装。
いつもお世話になっているオスモさんの好意で、床塗装を手伝って頂く。
今回は、外部用潰し塗料を掛け、その上からペーパー掛けをした上で、再度クリアを乗せるといった試み。
工場塗装でやるような工程の多さなので、本当に現場塗装でうまくいくのか、「やってみないと分からない」といった怖い感じ。
彼らですら初めての経験。
でも、そういうチャレンジ感は嫌いじゃない。
そういう時は、やる人間の心意気だけが重要になる。
やってうまくいかなければ、どうすればいいのか、その場で判断して、再チャレンジする。
昨日、潰し塗りをした上で、早朝にオスモの担当者から電話が入る。
「もう1回塗りたい」と。
「予想した以上に木が塗料を吸い上げて、塗りがあまい気がする。」ということだが、僕も直ぐに現場に駆け、「もう1回やろ」と。
こちらからの指摘ではなく、施工する側自らがやり直したいという言葉に、この人への信頼が強くなる。
作業分担制で進む昨今の現場では、自分へのこだわりが薄くなってきている。
というか薄くならざる終えない。
自分のやるべき事を終えたら、すぐに違う現場に行かなければいけないシステムの中で、施主と顔を会わせる事も少なく、施主に対しての責任も湧かなければ、自分の仕事への誇りも愛着も湧きにくい。
そんな中で、強い責任感を維持するには、その人の持つ「マインド」しかない。
見えなくても、理解されなくても、気付いてもらえなくても、自分のやるべき事をやり切ろうとする人が好きだ。
結果、その施工が失敗であったとしても、僕自身がその人に惚れる事ができれば、その失敗は失敗には思えなくなり、施主に胸を張って説明ができるし、きっと施主も理解してくれる。
そういう現場は、最終的には成功に終わる。
そしてその努力は、ちゃんとにじみ出るんだな、ホントに。。。
全体の中のたかが床の塗装だけど、連日夜の12:00近くまでやり続け、気持ちいいマインドを見せてくれたオスモのメンバーの方々に感謝したい。
すごくうまくいったしね。
ありがとうございました。