今日は、grove(IKS)の雑誌の取材でつくばへ。
天候もいいせいもあるとは思うが、久々のgrove、イイ。
竣工から、自然に劣化している部分もあるが、それを施主自身がメンテナンスし、外構の芝を刈り。
やはり手を入れている住宅はいい。
groveは、かなりの自主施工があった。
正直、僕もなえる程の自主施工の量だったが、施主自身が最後までやり切り完成させた。
大事な事は、経費を削減する為に自主施工するという点ではなくて、施主自身が自分で汗をかいてみるという事。
自分でやってみると、一つ一つがどれだけ大変な事が分かってくるし、うまくできない事にぶち当たる。
そうすると、細かい事なんて気にしていられないという心理になる。
そして、何かあっても自分で直せるかもと、施工するハードルが低くなる。
つまり、たくましくなる。
僕が、施主に「自分で何かやってみませんか」と設計段階で言うのはそこにある。
一歩を踏み出さない人は、細かい事ばかりを気にしてに、大きな良さに気がつかなくなる。
それはもったいない。
もっと自分で手を動かしてみて、生活の幅を広げれば、生活は楽しくなる。
かっこいい完成したものに静かに住んでても、そんなものは「家を建てる」ではなく「家を買う」。
家を建てて、自分自身で生活を作れれば、家族は毎日楽しい生活を送れる。
groveでは、そんなワクワク感を感じる気持ちいいウチになっていた。