今日は、千葉のIDYで取材。
メディアに取り上げて頂く事は大変光栄だが、TSCの引き渡しがあるので、IDYの施主にお願いをして、
平塚に向う。
引き渡しといっても、今日も施主と一緒に塗装する。
早くも施主の手慣れた感が増し、手際がよい。
細かい所にも手をつけ、いよいよ終了かな。
施主が準備してくれた おせんべいをかじりながらのカルピスが2倍増しで最高にうまい!
結局夕方までかかり、終了。
来週、カギの引き渡しとなるが、形式的な感じなので、事実上、今日が引き渡し。
帰りの車で、初めてご家族と顔合わせをした時からこれまでの事が回想される。
カーステから流れるハナレグミの「家族の風景」のギター音が助長し、余計にジーンとくる。
歌詞はあまり関係ないが、音ね。
仕事って、人と人なんだ。
それって月並みではあるが。
でも、お互いが信じ合って、そして僕達は期待値を超えるところに契約が交わされると思う。
それは設計の内容もそうだが、どこの事務所でもやらないような手段をつかって、誰よりも一物件に時間を費やすというところも僕は重要視している。
完成される物は、僕の場合はいつも「不完全であるべき」と考えているし、そして一生懸命やっても完璧にはできなかったりする。
重要なのは、設計と作られるプロセス、そして施主のこれからの生活に少しだけだけど可能性を広げられるか。
施主の前向きで凛とした姿勢の中、仕事をさせてもらった事は、とても幸せである。
今後も、しばらくは何かと伺うと思うが、これからもずーっとお付き合いして行きたい。
今日一日は、寂しさに浸ることとする。。。