IDY _ "公園と家"

敷地は、幹線道路から少し入った閑静な住宅街。
南側には程よく整備された公園があり、小さいながらも規則的に埋め尽くされた住宅街に「有効な余白」を作り出し、そして近隣住民を「つなぐ」役割を担っていた。
公園を有効に取り入れることと、公園に対して配慮ある計画をすることの両方を満たす解決策を模索している。
その配慮として、1階部分のボリュームを極力小さくし、公園に向かって歩いて来る人々に「視線の抜け」を維持することとしている。
また、階高を抑え、且つ仕上げを貼らず構造体だけの建物は、建物高さを極端に抑え、北側隣地にも採光を届けることとなる。
建物は全面に渡り、ラーチ合板を型枠に転用したもので、コンクリートに木目を転写させているが、視覚・手触りなど、公園の木々との感覚的なつながりを期待している。

自身の住空間を考えることと並行して、同時に周辺への配慮を心がけた計画となっている。

  • Location
    千葉県 柏市
  • Construction type
    新築
  • Architect
    no.555 _ 土田 拓也
  • Structural design
    frameworks _ 秋元 恵美
  • Construction
    小川共立建設 株式会社 _ 合田 吉朗
  • Photographer
    鳥村鋼一写真事務所 _ 鳥村 鋼一 ( main image ) 村田 昇 事務所 _ 村田 昇 ( no.06,09,11,12,17 )( ※ non photographer no.04,18 )
  • Sub title
    公園と家