STH _ "38cm"

築38年の都心のマンションリノベーション。
室内は壁式構造の躯体の壁で仕切られ、細かく分節された空間であったが、仕上げ材を落とし、建具を外すことで、緩やかに繋がる空間としている。
力強い躯体の壁は、床から38cm付近でグラデーション状に白く塗り下げているが、「38年以降は新たな住み手によって作りあげられる」という意味を込めている。
リノベーションという様々な制限の中、ここでの可能性を見出した計画となっている。

  • Location
    東京都 杉並区
  • Construction type
    改修
  • Architect
    no.555 _ 土田 拓也 平野 佳乃
  • Construction
    株式会社 朝日工務店
  • Photographer
    森 政俊
  • Computer graphics
    ELECTROGIC _ 塩田 久美子
  • Sub title
    38cm