長野県の西軽井沢。
横浜に住むご主人の別荘と、息子夫婦の家。
敷地は、2000㎡の火山灰からなる土質に、白樺の群生。
都会から静けさを求めこの土地を選んだご家族に、この白樺の群生をそのまま生かし、そして自然の隆起をそのまま残す提案としている。
まず、緑豊かな環境も冬季の-10度を超える寒さへの対応は一つのテーマである。
そこで、恵まれた敷地の中で、白樺の群生や、しだれ桜を避けながら、セパレートした建物を真南に正対させ、greenroomという温室で集熱した空気を室内全体に流し込むこととした。
また、夏場は落葉樹である白樺によって日照を防ぎ、これらによって、部屋全体に温度ムラがない安定した室内環境となっている。
別荘と住居、2棟は寒くて長い冬季を超え春を迎えると、素晴らしい緑に囲われたうらやまし環境の中で毎日を過ごすこととなる。