当計画は、手賀沼公園内のP-PFI事業によって公募にて採用された。
既存店舗が手賀沼公園に隣接し、周辺のみならず遠方からのお客さんも多く足を運ぶ吉岡茶房のサテライト店舗になっており、
ここでは、吉岡茶房をデフォルトとしながらも、日替わりで複数のオーナーが出店する。
計画のコンセプトは「公園全体がカフェ」と捉え、店舗だけで完結するのではなく、公園全体に渡ってカフェが広がっていくことで、公園への相乗効果に繋がると考えている。
カフェがカフェで完結せず、公園と共存する為の未完の建築物とし、その完全ではない建築であるからこそ、人は工夫しながら利用し、そして自然環境や手賀沼公園という自然豊かな環境に改めて敬意が生まれ、より愛される場所になっていくことを願っている。